最新号のご紹介
敬称略、肩書きは掲載当時のものです。

令和7年3月発行:第136号
越境により巡り合った時代の証言者たち
先人の叡智で超少子高齢化を日本のチャンスに
長谷川敏彦(未来医療研究機構代表理事)
夏休みを高野山で過ごすという子供時代から仏教に関心を深め、船医の経験、アメリカでの病院勤務や大学院での学び、そして帰国後の医師から厚生労働省官僚への転身、さらにはシンクタンクの設立など、領域を超えて活動してきました。アメリカ時代には、カウンターカルチャーのリーダ―達と交流したり、中国武術の超一流の先生たちに師事したりもしました。
現在は、精神や心を十分に扱えていない現代医学の課題を解決するために、空海の曼荼羅思想に基づく、概念を根本から変える新しい身体観を構想しています。また、「生存転換」をキーワードに、新たな本も計画しています。超少子高齢社会の日本には、新しい社会モデルを世界に提示できる大きなチャンスがあります。最近は江戸時代にも再注目していて、鎖国下でも独自の文化やエネルギー、人間関係を構築できた日本だからこそ、現代においても世界の課題解決に向けた独自モデルを提示できると確信しています。
バックナンバー
一面を飾った方々。
敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
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第136号
長谷川敏彦
(未来医療研究機構代表理事)越境により巡り合った時代の証言者たち
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第135号
添田隆昭
(高野山大学学長)弘法大師の入定留身に本源から迫る
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第134号
上杉彰紀
(鶴見大学准教授)インダス文明を〝モノ〟から読み解く
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第133号
河野良文
(大安寺貫首)インドの祇園精舎を模した大伽藍をCGに
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第132号
田島和雄
(洗心福祉会美杉クリニック院長)限界集落の医師となり八キロの山道を速歩で通勤
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第131号
山口博永
(不老山能忍寺住職)ヴィヴェーカーナンダに歓喜で巡り会う
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第130号
小松美羽
(現代アーティスト)東寺の大法会で開眼されたネクストマンダラ
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第129号
パロミタ友美
(バウル行者)現代バウルを代表するパルバティに弟子入り
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第128号
外川昌彦
(東京外国語大学教授)日印交流の種まいた岡倉天心からひも解く
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第127号
河野亮仙
(天台宗延命寺住職)日常行としての梵字の普及を目指す
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第126号
飛鷹全隆
(真言宗長者)東寺長者の御修法〝大阿〟は53年ぶり
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第125号
ニディーシュ・カリンビル
(カラリパヤットゥ・グルッカル(師範))インド武術“カラリ”に捧げた人生・・・第二章を日本で
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第124号
北西剛
(日本アーユルヴェーダ学会理事長)伝統医学の健康観で積極的な予防・養生を
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第123号
張本研吾
(イタリア・ナポリ東洋大学研究員)ヨーガとヨーガ学派の違いに着目
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第122号
柴田文啓
(臨済宗妙心寺派開眼寺住職)定年後、第二の人生は禅僧として生きる
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第121号
釋満潤
(日本佛光山総住職)生きがい求めて星雲大師の人間仏教と出合う
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第120号
ハナムラチカヒロ
(大阪府立大学准教授)風景“異化”でモノの見方が変われば世界は変わる
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第119号
加納和雄
(駒澤大学准教授)中世南インドの料理書『料理の鏡』『心の喜び』を研究
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第118号
浅見千鶴子
(NPO法人日本カラリパヤットゥ協会)強くしなやかな体に変わる奥深い健康法
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第117号
林久義
(ウッディヤーナ山タルタン寺山主)師の教え「ダルマを形に顕す」に邁進