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たいまつ通信

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敬称略、肩書きは掲載当時のものです。

吉津宜英

平成23年11月発行:第58号

「自灯明・法灯明」を生きる

空の思想から華厳・大乗起信論の研究へ

吉津宜英(駒澤大学教授)

自灯明・法灯明には2つの解釈があります。釈尊が説かれたスッタ(経)とヴィアナ(律)だという解釈。もうひとつは、2つの拠り所(洲)と釈尊はおっしゃっているが、法を拠り所としている修行者が自分を拠り所とするということは、結局自洲と法洲は1つなのだという解釈です。もう一方の解釈は「法洲の法とは、釈尊が説かれた教え、すなわちスッタ(経)とヴィナヤ(律)」だというものです。

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