敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
平成23年3月発行:第54号
人は存在としては死なない
伝統仏教の死生観を伝えるのが宗教的役割
武田道生(宗教学者)
今では葬儀が「お別れの儀式」即ち「生が終わった儀式」になり、多くの日本人は「死んだら終わり、死は敗北」という死生観を持っています。仏教を含め民俗宗教の世界でも、生と死は不可分の関係にあるはずなのに、生だけが重要だと言っている今、「人は存在としては死なない。生きる目的である菩薩行は、生きている間も死後も継続して行うものである」という大乗仏教本来の教えに立ち返るべきだと思います。「死は終わりではなく、新しい生の始まり」なのです。
一面を飾った方々。
敬称略、肩書きは掲載当時のものです。
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第60号
達野百合子
(Be born助産院)母と子の心身の健康を目指して
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第59号
加地伸行
(立命館大学教授)沈黙の宗教-儒教
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第58号
吉津宜英
(駒澤大学教授)「自灯明・法灯明」を生きる
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第57号
三橋健
(國學院大學大学院客員教授)「清く正しく美しく」生きる
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第56号
信子ナルマダー
(リシケーシ在住)シヴァ-ナンダ師の教えに導かれて
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第55号
香取薫
(インド・スパイス料理研究家)インドの家庭料理で健康に
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第54号
武田道生
(宗教学者)人は存在としては死なない
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第53号
篠原鋭一
(自殺防止NPO理事長)「自分であれ他人であれ、殺してはならない」
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第52号
平本夢想
(画僧)病に導かれて画僧の道へ
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第51号
カルロス・グェラ、中村徳子ご夫妻
(インド音楽家)自分自身を音楽に捧げる
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第50号
坂本要
(仏教民俗学者)念仏は一種の呼吸法に基づいている
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第49号
HSシャルマ、イナムラ・ヒロエ・シャルマご夫妻
(大阪アーユルヴェーダ研究所)二人三脚でともに歩んだ30年
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第48号
北本福美
(音楽療法士)「老い」や「死んでいく」ことに寄り添う
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第47号
大下大圓
(飛騨千光寺住職)「道」…誰かが最初の一歩を
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第46号
中井吉英
(心療内科医)心療内科はからだとこころを分けずに診る医療
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第45号
ツプテン・パルダン
(ラダックの高僧)生命を尊び、仏の教えを守って生きる
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第44号
赤松隆成
(法住寺住職)心から声にして歌うことが仏の道
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第43号
山崎泰廣
(高野山真言宗大僧正)三昧は緊張と弛緩のバランスが大事
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第42号
石上善應
(淑徳短期大学学長)「往生を誤らざる事」
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第41号
杉谷義純
(寛永寺両大師堂輪番)宗教間の対話・協力に尽力