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たいまつ通信

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敬称略、肩書きは掲載当時のものです。

プラユキ・ナラテボー

平成28年5月発行:第85号

手動瞑想・・・「今ここ」をリアルに気付く工夫

目を開けて行うことで、まるごと受け入れる

プラユキ・ナラテボー(タイ・スカトー寺住職)

手動瞑想が目を開けながら行うのは、いつどこで誰といても、とらわれなく自然体でいられる自由な心になるための工夫です。瞑想でよくいわれる、静けさやリラックスは目的ではありません。手動瞑想には自分自身を受容していくニュアンスもあります。受容とは、対象に目を背けるのではなく、戦ったり抑圧するのでもなく、あるがままに丸ごと「OK」と受け止められることです。ブッダが説かれた五力の最初は「信」、信頼する力です。自分や世界に対し信頼して心を開く。智慧と慈悲へと展開していけるので、実際に何が起きても「OK」なんです。

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