動作はゆっくりと

アーサナはゆっくりと行うことによって、その動きに意識を置きやすくなります。うわの空ではなく、自分のしていることに注意を向けることが大切です。

動作に意識を向けて

動くことによって生じた心地よい刺激に意識を向けるということです。そのこと自体が瞑想に直結しています。
言葉なくその部分を眺めるように感受すること、それがアーサナを行う時の大事なポイントの1つです。

動作は呼吸と結びつけて

呼吸と合わせて動くことによって、動作と呼吸のつながりが、よりなめらかなものとなります。呼吸は心の状態に直接的に働きかけます。たとえば興奮している時には、呼吸は浅く粗くなっています。それとは反対に、ゆっくりとした呼吸で動くことによって、心は自ずと静まってくるのです。

緊張と弛緩の適度な交替を

緊張と弛緩では、弛緩の方に重点を置きます。ある一定の姿勢を保持している間は、直接関係する部分の緊張は避けられませんが、その他の部分はできるだけ弛緩させておきます。ゆっくりと呼吸を繰り返しておくことによって、それが可能となります。いくつかのアーサナの後で、完全弛緩の体位であるシャヴァ・アーサナを行う時には、全身を完全にリラックスさせておくことが重要です。