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ヨーガ禅とは

書籍紹介

「ヨーガ禅」に関する書籍をご紹介します。

『ヨーガのすすめ』

著者

佐保田 鶴治

出版社

ベースボール・
マガジン社

第一章「ヨーガとはなにか」ではヨーガの哲学的な部分、インド的世界観をとても分かりやすく解説。インド哲学の深遠な本質を理解できるようになっており、書中の平易な一文一文が含蓄に富んでいる。ヨーガの体操については、あえて基本的なものに絞った数種類が掲載されている。1967年に発刊されたものを2002年に再刊。

『ヨーガ入門』

著者

佐保田 鶴治

出版社

ベースボール・
マガジン社

1975年の発刊だが、多くの要望により2001年に復刻されたヨーガの古典的名著。ヨーガのアーサナからバンダ、ムドラー、調気法について、分かりやすく具体的に説明されている。瞑想については、坐り方から瞑想中の心理操作法まで詳しく説かれている。佐保田先生は、この本の出版後もヨーガを深化されたため、最終的な段階は必ずしも当書の字義通りではないところもあるが、先生の20年にわたる実践と研究のエッセンスが詰まった1冊となっている。

『ヨーガ禅道話』

著者

佐保田 鶴治

出版社

人文書院

佐保田先生がヨーガの実習の前に、「禅話」と称し折に触れて話された講話を集めたもの。さまざまな視点からヨーガについて語られているが、その一つ「カルマ・ヨーガ」では、自分の仕事、それがどんな仕事であっても、結果を求めずに、あるいは見返りを期待せずに、与えられた仕事を一生懸命にやること、それがヨーガ、すなわち、我々の目指す解脱につながる、と説いている。ヨーガの本質があたたかく伝わる20の道話を収める。1982年刊。

『続ヨーガ禅道話』

著者

佐保田 鶴治

出版社

人文書院

『ヨーガ禅道話』の続編。「無我の愛」では、「われわれがこの世の中に生きているというのは、自分一人で生きている人は誰もいません。自分一人で生きていると思っているのは事実を知らん。無知だからそう思うんです」と、ものごとは互いに相依っていること、また、自分が無我になったとき「法」、すなわち天地自然の真理が出てくること等、難解な空の思想について具体的に説き明かす。また、「真のヨーガ、にせのヨーガ」では、「みなさんには本当のヨーガをやってほしい」と、間違った無知なヨーガが横行することに警鐘を鳴らす。20の道話を集録し、1983年に刊行された。

『八十八歳を生きる-ヨーガとともに-』

著者

佐保田 鶴治

出版社

人文書院

米寿を迎えた佐保田先生が、自身の歩んできたヨーガの道を振り返ると同時に、後に続く者たちに、行を継続して行うことの大切さを説いた1冊。この中の「ヨーガQ&A」は先生へのインタビュー形式になっているほか、「ライフスタイルとしてのヨーガ」には、先生のヨーガに対する集大成ともいえる内容が記されている。先生は、この本の本文を校了し、あとがきを脱稿した一週間後に逝去された。1986年刊。

『般若心経の真実』

著者

佐保田 鶴治

出版社

人文書院

巷にあふれかえる般若心経についての書籍に飽きたらず、佐保田先生自身がその意味をはっきり知りたいとして著された1冊。軽妙な語り口で難解な空の世界を語る。その他、ヨーロッパ人がインド人のグルに師事してどのようなヨーガを修習したかをつづる「インドの道場におけるハタ・ヨーガ修習の実際」と題するT.バーナードの報告など、複数の著作を含む。1982年刊。

『ヨーガ根本教典』『続・ヨーガ根本教典』

著者

佐保田 鶴治

出版社

平河出版社

佐保田先生は、インドの伝統的ヨーガの実相を紹介するために、まず、ヨーガ思想を解説し『ヨーガ・スートラ』、『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』の和訳で構成された『ヨーガ根本教典』を1973年に出版(書影は1983年刊の新装版)。
1978年には、13世紀に活躍したゴーラクシャ・ナータ以降のハタ・ヨーガの教典『ゲーランダ・サンヒター』と『シヴァ・サンヒター』の和訳を収めた『続・ヨーガ根本教典』を発刊した(書影は1986年刊の新装版)。

『解説ヨーガ・スートラ』

著者

佐保田 鶴治

出版社

平河出版社

『ヨーガ・スートラ』は、ヨーガ思想を組織的に記述した最も古い文献であり、人間の心についての学問的考察と、心の一番奥にある真智を開発する技術が説かれている。当書は英訳本から翻訳された訳書にとらわれず、佐保田先生がサンスクリット語原典から、直接平易な文章で訳出し、内容を整理し、独自の註解を付したものである。法華宗の僧侶の家に生まれ、インド哲学者でありヨーガ実践者であった先生だからこそ生まれた著書といえる。1980年に初版、1983年に新装版を刊行。

『ヨーガの宗教理念』

著者

佐保田 鶴治

出版社

平河出版社

佐保田先生は冒頭で、「物質文明の豊かな現代は、宗教的には無智、蒙昧の時代である。さればこそ、現代人は有史以来かつてない豊満、華麗な環境のなかで、ほとんどが心身の苦痛に悩まされているのだ」と述べている。その言葉は1976年の初版刊行以来、今なお、色褪せることなく現代の我々に問いかけてくる。「科学と宗教」や、後に『般若心経の真実』の元になる「般若心経の実態」など、長年にわたって、あらゆる場で公開された講演や論文が再録されている。

『ウパニシャッド』

著者

佐保田 鶴治

出版社

平河出版社

ウパニシャッドとは、秘密の書、すなわち奥義書というような意味である。それは長い年月をかけて、多くの無名の作家の手によって記され、あるいは編纂された多数の文献群であるが、神秘思想という点で一貫している。正統バラモン派思想の根本聖典である「ヴェーダ」といわれる文学の最後の部分を構成するので、「ヴェーダーンタ(ヴェーダの尻っぽ)」ともいわれる。ヨーガについて「自我を車主と知れ。意は手綱なりとこそ知れ」という言葉でよく知られている『カタ・ウパニシャッド』を含む。原典全訳ではなく、内容をまとめた形となっている。1979年に初版、1983年に新装版を刊行。

『ヨーガのしおり』

発行

日本ヨーガ禅道院

『ヨーガのすすめ』および『ヨーガ入門』から、ヨーガ禅に関する基本的な内容を抜粋し、まとめたもの。基本体操・簡易体操の具体的な説明に加え、呼吸法や瞑想法、ヨーガの精神等についての解説がなされている。

『解説ヨーガ・スートラ-聞き書き抄-』

発行

日本ヨーガ禅道院

佐保田先生が自著『解説ヨーガ・スートラ』をもとに、自宅で10回にわたって行った講義を記録したもの。石田前道院長が保管していたカセットテープから、佐保田先生の直弟子である森忠幸氏が原稿を起こし編集している。教典の単なる解説ではなく、『ヨーガ・スートラ』の背景を考えつつ、仏教との相関を考証し、さらに心理学的立場からのヨーガの解明などにも及ぶ内容となっている。

『坦翁 佐保田鶴治先生 法語抄』

発行

日本ヨーガ禅道院

佐保田先生の生誕110年を慶祝し上梓された。先生がかつて講義された禅話を収めた『道友』誌や著書などから、ヨーガ禅の行法、宗教と哲学、医学、生きる極意にまで多岐にわたる110の貴重な禅話を抜粋し、さらに未発表原稿も加えた、佐保田先生の教えの要義を結集した1冊。