平本夢想(画僧)
仏教辞典には、「画僧」とは「絵画を通して修行する僧」と書かれています。仏教を幅広く勉強したかったので、特定の宗派の僧侶になる気はなく、ただ、自分では修行者だと考えています。インドでいう行者ですね。脊髄の難病が発症してからは、あまり手に力が入らなくなったので、最近は梵字が中心です。このことも、私には何か意味のあることだと考えています。これまで私は、仕事や人生がうまくいき、うぬぼれなど、本来の自分でないものが出てきたとき、病気によって気づかされています。