上馬塲和夫(医学博士・国際伝統医学センター次長)
私自身が辿りつこうとしているのは、インドのアーユルヴェーダの考え方は大事にしますが、具体的な方法論として、インドのやり方だけをきちんと守るということは必ずしも必要ないんじゃないか、と思っています。インドも中国も現代医学も、全部を統合して、個人個人に応じて、生命のあらゆるレベルの健康をもたらす理論と方法を打ち立てる。それがパーフェクト・アーユルヴェーダ、真の生命の科学だと思います。これこそが、まさに「統合医学」なんですね。